5.セラミックスの加工

セラミックス加工

さて、焼結が終わり、最終仕上げに入ります。加工と呼ばれる工程でセラミックス加工が最後の仕上げになります少し検索すると、多くの業者が出てきますので、これらのサイトを見るのが一番ためになるかもしれません。ただ我々が共有しておかないといけないことは、セラミックスというのは、鉄よりも硬く、摩耗しない、高温より耐えうる素材なわけで、矛と盾のように素晴らしい性能であればあるほど、セラミックスの加工はものすごく困難になる、ということでしょうか。

セラミックスの研削加工

いちばんポピュラーなものでいえば、研削加工ではないでしょうか。工具を用いて、あれこれ形を作る作業ですね。とはいえ、前述した通り、一般の切削工具では手も足も出ません。だからといって、レーザー加工は、高熱のため、セラミックスが割れてしまいます。

そこで、ダイヤモンドを制する者はダイヤモンドのみ、ということで、ダイヤモンドでの加工が一般に行われます。ここで注意しないといけないのは、金属は油を使って加工しますが、セラミックスの加工では、ほとんど水(水溶液)によって加工されます。それでも摩耗が激しいことも多く、新しい技術も経済性との兼ね合いだったりして、常に切磋琢磨しているところです。

ラッピング

ラッピングという研磨加工が行われます。セラミックスの表面を磨いて、顔が映るぐらい、鏡のような鏡面を作ろうという技術です。これも職人さんの匠な技術ですね。ラッピングは、その鏡面を作るための一次加工だと考えてください。ラップ(工具)には、鋳鉄や鋼が使われ、化合物半導体には、ガラスや焼結セラミックス、ダイヤモンドなどが使われます。硬ければ硬いほど、加工効率はいいと考えてください。

ポリシング

ポリシングはラッピングの次の二次加工になります。ラッピングを上回る、よりよい鏡面を作るための作業となります。主に軟質の弾性的、もしくは粘弾性的性質を持つ工具(ポリシャ)と粒粉砥粒が用いられます。近年の高性能化から、物理的にも化学的にもほぼ完全な平滑化が求められるようになり、その傾向はますます深まってく傾向になります。

まとめ

セラミックスの加工に関しても、そのほかの情報と同様に極めれば極めるほど、多くの知識やノウハウがあり、一日二日で学べるものではありません。勉強すればするほど、知識は深まりますが、それ以上になにがわからないか、なにを知らないか、なんてことの方がどんどん広まってきて、結局迷路から抜け出すことはできません。ただ、それをひとつひとつ乗り越えてきたのが日本のものづくりなわけで、先人たちの英知と努力には本当に頭が下がります。というコメントを残し、セラミックスの製造工程の一連の流れは、今回で終わりにします。ではでは。