図面の読み方

図面

さて、セラミックスマンとして働くために必要なスキルとして、図面と格闘する必要があります。セラミックスの図面を手元に基本的な事項を教えてもらいつつ、いろいろと勉強しました。自分は技術者でも職人でもないので、ある程度の概要がわかる程度で大丈夫みたいです。また幸運なことにセラミックスの多くは比較的シンプルな形状をしています。当たり前ですが、加工自体が非常に難しい素材なので、コスト的にも技術的にも複雑な形はありえず、私のみた範囲では、円盤や円柱、正方形、長方形、L字型が主としており、図面を見ても素人でも大まかな概要程度であれば十分理解しえることができます。大きさについても、すくなくともセラミックスの部品自体は、そこまで大きなものはありません。たとえば建築関係、自動車関係なんかの部品はすごそうですけど。

図面

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さて学ぶに当たり、図面の読み方がやさしくわかる本という本を買いました。初心者で技術者ではなく事務方の人がわかる向けに書いた本らしく、つまり私のようなど素人向けに書かれており、すいすい読めて知識も十分につきました。これを読んで会社の先輩に3時間ほどレッスンを受けただけで、最低限の知識はついた、と思います。

セラミックスの勉強がもっとやりやすいよ、というのがこの記事のテーマ

さて、図面に関するサイトも多いし、(その多くはイマイチためになりませんが)、ここではセラミックスに関して必要だろうと思われる知識を、図面の読み方がやさしくわかる本の注釈としてコメントしておきたいと思います。図面は一般的ですが、セラミックスに限ってはココが大事、というのもあるので、それをまとめました。したがって、『図面の読み方がやさしくわかる本』を読む前に軽くチェックしてもらえると、セラミックスの勉強がもっとやりやすいよ、というのがこの記事のテーマです。

図面を書いてみよう

図面の読み方がやさしくわかる本の第一章から第3章までは図面の書き方です。前述しましたが、セラミックスはその加工の難しさから、複雑な形状をしておりません。複雑なものは、せいぜいアルミナぐらいでしょうか。そうはいっても例外扱いです。つまり、この第一章から第三章まで、そのまま適合しているというか、セラミックスの図面を読むのにこれ以上の知識はいらない!と思わせてくれるぐらい、図面から形のイメージ、形から図面のイメージをしっくりくるようになります。実際に図面を書いてみると、さらにわかりやすかったので、ノートを一冊用意することをお勧めします。

寸法数値の読み方

第5章は寸法数値の読み方です。ここも非常に大字で、いろいろと寸法に関する基本知識を書いてくれてます。長さの単位mmやμ、直径の記号であるΦや正方形の辺□などなど。特にセラミックスの場合だと、μ(マイクロ)という単位が頻繁に出てき、これをmmのように理解しないといけない、わけです。1mmは1000μなので、この変換を頭の中で瞬時にしないといけないわけです。1mmの1000分の1の単位なんて、イメージできないし、それを使いこなすなんてできねーよ、
と素人は思ってしまいます。嫌でも覚えないといけないので、0.2mmといえば何μ?みたいな変換を何度も練習しました。

公差

第6章は公差です。公差とは、規定ぴったりとはいかないので、誤差の範囲をこれぐらい認めるよ、という範囲です。手元の図面には公差の標記だらけなので、これも知っているとめちゃくちゃ便利。ただ図面の読み方がやさしくわかる本にかかれている数字よりも、実際のセラミックスの図面を見て確認した方が地に足がついているというか、実用的です。実際のセラミックスの図面は、当たり前のμの単位での公差を認めますよ、と書かれています。μ、つまり1/1000mmの公差なんて公差の意味はあるのか、と思ってしまいます。あとは公差の記号、これを幾何公差というらしいですが、ココはめちゃくちゃ役に立ちました。図面に書いていることがそのまま紹介されていたので。ちなみに手元のセラミックスの図面では、平面度、平行度、位置度の記号が使われています。

表面粗さ

第7章は表面粗さ。
セラミックス加工において、表面粗さを低く押さえることが非常に有益な場合が多いです。(先輩の話によると)
図面の読み方がやさしくわかる本ではいろいろ書かれていますが、特に、セラミックスでいえば、表面粗さを表す単位、Raという単位が非常に重要になってきます。Ra表面の凸凹の高いところと低いところ、計測して平均をとったところとのこと。凸凹と言っても肉眼ではほとんど凸凹なんてないのに。

接着

第八章はその他の事項が書かれていますが、目すべきは接合のところでしょうか。セラミックスの場合、ねじ穴をあけたり、熱で溶接することはほとんどなく、たいてい接着剤で貼り付けます。ここを開いたら、大事なのは接着剤のところだな!とアンダーラインを引いといて下さい。

まとめ

こんな感じでしょうか。手元にあるセラミックスに関する図面の必要事項はすべてこの本に書かれていたので、誰からのレクチャーを受けなくとも、独学である程度読めるようになると思います。実際の図面を目で見たり、実際のものを触って大きさをはかって、自分で簡単なものを書いたりした方が、勉強になると思うので、この本を読めば、実際に現物にぶつかってもいいと思います。