ファインセラミックスとは

ファインセラミックスとは

従来のセラミックスはセラミック、焼物やセメント、ガラスなどをイメージしてください。それに比べてファインセラミックスは、材料の持つ特徴を最大限に引き出すため、高純度に精製した原料を使用し、人工的に成分調整や微構造制御がなされたセラミックスのことをいいます。日本でほとんどのセラミックス会社はこちらのほうに関与しているかと思われます。作られた当時はニューセラミックスと言われていましたが、ニューという言葉に違和感が出てくるぐらい、馴染みの深いものになりました。主に半導体などエレクトロニクス関連の材料として使われています。

目次

ファインセラミックスの歴史

ファインセラミックスの歴史

1920年代、コバルトフェライトを開発、1940年代には従来材料より比誘電率が極めて大きいチタン酸バリウム強誘電体、1980年代には高温で超電導を示す新しい材料が発見されました。さらに分析・評価技術の進歩により、製造法や微細構造の相違による特性差の理解が深まります。
例えば焼成工程で光の散乱が起こらない程度に粒を大きく成長させ、粒間の空隙をなくした緻密な構造となるように製造法を工夫することによつて、ガラスのように光が透過するセラミツクスが得られています。
またセラミックスの粒と粒の境界部に、添加物を析出させた構造にすることで、電圧変化に対して電流が直線的に変化しない、バリスタ—セラミックスが開発されました。微細構造や不純物添加量の均一制御ができる製造法によって、製造条件や使用環境が変化しても、安定して特性が発現する有用なセラミックスが量産できるようになっています。